あれから家中のチラシの裏やら白紙やらに、マーカーやボールペンでガリガリ描き続けている。いったん中断するんだけど、頭にぼやっとイメージが湧いてくると、すぐペンをとってしまう。それを自分で止めることができない。一時のブログ熱に似ている。
私ちょっと危うい人なのかもしれん。
音楽の妙で、マジであの「GET ENUF」を流していると、疲れも忘れて脳みそのストリートへの憧れがめらめら燃えてきて、ああでもない。こうでもないと試行錯誤を続けていける。この連休中ゲームもそこそこにずーっと描き続けている。
なんだか知らんがこれはダサい!これはクール!そんな波が1個のグラフィティに出てきて、それをどんどん修正していく。
それがサイッコウウウに楽しい。
EEEEAAAASSSSYYYY!!
気分はボムラッシュのRED、JSRのビートである。
いくつか自分のなかで攻略法が見つかってきた。
1、書き順にこだわらない崩し方を意識する。
2、5文字程度が1番絵になる。比率管理しやすい。
3、派手な塗分けはしないで、グラデーショントーンを意識する。
4、わざとらしいハイライトをつける。
5、線は抜くような直線を心がける。
6、1発成功を狙わず、足し算し続ける。その後、引き算する。
これだけで結構それっぽくなる。
自分の好きなモチーフを崩して崩して溶かして落とし込む。
私はカエルとスライムと動物が好きなのだな。
色はピンク、パープル、イエローが好きで、ぼかした色よりビビットでシャープな色彩が好み。横5、縦3の図形を頭に描いてそこになにもかもをぐしゃっと詰め込むイメージ。
このごった煮コンセプトがなんともこのブログらしくていい。
これが自分の心内にある美的感覚であると気が付くのに絵との対話がたくさん必要になった。これはブログを書くのに似ている。
今までは比率の意識と、カオス感が足りなかった。
間延びするのは空きスペースが多いから。
そもそもグラフィティは上書きしていく文化だ。
そのカオス感がどうしても1つのモチーフでは表現できない。
1パーツで構成するんじゃあなくて、空白をいろんな世界観のグラフィティで埋めればいいんじゃんと気が付いた。
こうしてできたのがこちらです。
まぁだなんかお行儀いいんだよなぁ。
改善点はたくさんあるが、昨日から練習しまくり、何か一つ越えた感じがある。
もっともっと技術を詰め込まねば……。
うん、やっぱり比較するとよりグラフィティに近づいている気がする。
これをスプレー缶でやるんだからすげぇわアーティストは。
落書きだらけになるチラシを見て、妻は呆れるかと思っていたが、妻自身も趣味で絵を描くから、そこまで没頭できるのがすごいとめずらしく褒めてくれた。
まぁそのせいで頼まれていた皿洗いも、お風呂の掃除も、買い物もなにもしてないんだけど……。
まぁいいか。
多分、バレへんやろ……。
妻が呼んでいる。
行かなきゃダメなんでしょうねェ~。
まぁいいか。過集中トリップできた代金を支払わないとね。