このブログは本来ゲーム紹介ブログじゃあなくて、おっさんのこじれた脳内を整理する場所なんだけど、このあと思い出を語っていく前にいくつか紹介しておきたいゲームがある。
次回いくつかADVゲームの話をしたいのだが、私のせいで名作ゲームのプレイフィールに変なバイアスが入ってしまっては申し訳ないので、まず真面目に紹介しようと思う。
「ついでだから好きなもん全部紹介しとこ」くらいのノリである。
ベストオブADVゲーム戦士たちを紹介しよう。
ちなみに内容に関して深い部分は一切触れない。プレイして損をしたと思わせることはないと約束する。どれも記憶を飛ばしてプレイしたいものばかりである。
いわゆる科学アドベンチャーシリーズのもっとも完成度が高い別格枠。
キャラ絵も比較的見やすい。普段ADVやらない人もとっつきやすいと思う。
SF科学最高! とにかく、何も知らず、何も見ずに黙ってプレイすることをオススメする。(現代ではこれが難しいよな……)
私はプレイ終了後、あまりにもよいゲームが終わってしまった喪失感で、外出ができなくなり、1週間大学とバイトを休んだ。
これにドはまりした人はぜひほかの科学ADVシリーズをプレイしてほしい。
ざっと概要分けすると(上から順にオススメ度高い)
STEINS;GATE → 空想科学アドベンチャー
CHAOS;HEAD、CHAOS;CHILD → サイコサスペンス
ROBOTICS;NOTES → 青春ミステリサスペンス
OCCULTIC;NINEはアニメ全部みたけど、正直すすめられない。
最初からゲームでだしてくれれば没入感があったのかもしれないけど……。
ANONYMOUS;CODEは未プレイ。
2、Fate/stay night([Realta Nua])
レアルタヌアは全年齢対象版(PSVita)の名称。正直、大人なシーンは原作でも無理やりとってつけられた要素なので、どちらも変わらない。これも言わずもがな別格枠。
スピンオフ作品が多く、なんならそっちの方が人気まである。しょうがないよなぁ。切嗣もイスカンダルもかっこいいもん。FGOはサーヴァントたくさんいるし。
でも、まずこれをやってほしい。正直テキスト量が多く、聖杯戦争のルール理解、サーヴァントの理解、奈須きのこ用語の理解に膨大な時間を費やすので、設定厨。または伝記好き、もともと本を読んでる人向け。
ホロウアタラクシアは設定を補うファンディスク的な側面強め。ドはまりしたら買ってもよいと思う。
衛宮のTシャツ、ランサーの服については触れるな。
3、街 ~運命の交差点~
チンチコーレ。実写ビジュアルなので、好みは分かれるが、ADVゲームで群像劇を楽しむのなら、これに勝るものはない。これも別格枠。
様々なテイストのシナリオが互いに交差しあって、すべてがほどける瞬間。わすれられない感動を感じるはず。
突飛な話はないので、ドラマ、シナリオ重視の人には断然オススメ。
プレイする映画。能動的に作品に入っていく分、映画よりもガツンとくる。
ここまでが自分が文句なしでオススメするADVゲーム。
こっから下はちょっと人を選ぶ。
4、ひぐらしのなく頃に(「奉」)
私はPSVitaのひぐらしのなく頃に粋をプレイした。いま購入するならswitch版の「奉」を買うのが良さそう。
昭和58年の雛見沢村を舞台に起こる事件を追うサスペンスADV。
出題編と回答編に別れ、物語が紡がれていく。すこしずつ解けていく謎と、またさらに深まっていく謎にドツボにハマる。ミステリ感強め、ちょいグロかもしれない。それもまたいいところ。切迫した感覚がよく伝わってくる。
問題は独特なキャラのノリ。
あれに耐えられるかは人を選ぶ。結構キッツイ場面はいくつもあった。
あと、オチの評価は人によって結構変わるかもしれない。
あと長すぎる。音声スキップして読み進めてても40時間くらいかかってた気がします。(その分深く世界に没入できるんだけど……)
うみねこのなく頃にも面白いが、まちがって購入しないように。
5、マブラヴ オルタネイティブ
『進撃の巨人』の諫山 創先生が影響を受けたと名言しているゲーム。
いわれてみれば、あぁなるほどと納得がいく。
全体的に終末感があり、とーっても暗いミリタリー風味ロボADVゲーム。
とにかくショッキングな展開が続く。絶望に次ぐ、絶望が味わえる。ちょっとガンパレードマーチ感がある。
ロボットが好きで、地球防衛軍的なノリが好きな人は必ずハマると思われる。
欠点をあげるとすると100%絶望するには「マブラブ」をプレイしなくてはいけないところ。こちらは180°内容が違うので、プレイするのキツイ人も多いと思う。そういう場合は無理しなくていいぞ。
私はがんばった。内容はオルタに消し飛ばされ1ミリも覚えていない。
じゃあやんなくていいじゃんね。
ダンガンロンパシリーズ1作目。2まではクリア済。というところで察してほしい。
「超高校級」の個性をもつ学生たちの推理バトルロワイアル。推理パートなんかもよくできていて、上記したものよりライトでとっつきやすいし、ゲーム性も高い。
ちょっとインパクト勝負しすぎなところがある。緻密なストーリ構成とかは期待せずにエンタメとしてプレイしたほうがいい。(ゲームなんだから当たり前なんだけども)
とりあえずプレイしてみて、良かったら2を薦める。
いろんな意味でクセがすごい。あくまでゲームって感じ。受け入れられるかどうかは結構人による。
7、月姫
これは大人向けゲームかつ、あまり手に入りにくそうなので、あんまり書きたくないんだけど、ほら、私ADVゲーム、格ゲーから(MELTY BLOOD)入ってるから……。
これのせいでADVゲームにハマる羽目になった。
現在switch版で発売されている月姫 -A piece of blue glass moon-はリメイク版になる。なんでもまだ続くんだとか。なんでネロカオスいないの? ヴローヴがかっこいいからいいけど。いなくても。
気になった人はプレイしてみてもいいかも。でも月姫 -A piece of blue glass moon-と月姫の内容はわりと別物と思っていい。現代っぽく、かつ全年齢版にわかりやすく加工してくれてる感じがある。
直死の魔眼とか概念武装とか空想具現化とか奈須きのこ語がいーっぱい!
厨2心に刺さる刺さる!そんなに尖らせなくてももう刺さってるって言ってるのに、どんどん刺してくる。
おじさん、ちゃんとリメイク版買ったけど、用語覚えられなくて途中で止めてる。
みんなMELTY BLOODをやろう! MELTY BLOOD: TYPE LUMINAはリメイクベースだから注意な!
思えば、PSP、PSVにはやたらADVゲームの移植が多かった。
タブレットのように、メディアを持ち歩く先駆けとして優秀だったからなのかもしれない。
私は学生の頃から読書が好きで、(これは以前書いた変な親父の影響なのだが)
親父の本棚にあった「宮部みゆき」「西村京太郎」を読んでたり、(また偏ったジャンルだ)当時流行ったライトノベル『ブギーポップは笑わない』にどっぷりはまるなど、オタク素質は確かにあったがアドベンチャーゲームはあまりやらなかった。
そもそもゲームの物語にどっぷり浸ったりなんかしてなかった。
MELTY BLOODのせいです。私がこんなにADVゲームプレイするようになったの。あんなにとっつきやすくて厨学生が好きそうな設定なのに、原作ゴリゴリのADVゲーム(大人向け)だなんて罠だろ! そんなもんゲーセンに置くなよ!
ねぇ!責任取ってよ!
30代なのに、まだADVゲームの話してるんだよ!3500字近くも!
誰も頼んでないのに! PC前でニヤニヤしながら!
こんなにこじらせることになるなんて誰も教えてくれなかったじゃないか! みんなもっとちゃんと説明してよ!(碇シンジ声)
というわけで思った以上に長くなったので、話したい話は次回。
STEINS;GATE、Fate/stay nightを軸に次回の話します。
本編の話ではなく、ネタばれはしないです。ご安心ください。
シリーズ存続とメディアミックスでの複雑な気持ち
つまり、オタク(私)のこじらせた原理主義がテーマです。
こっちを話したかったんだけどなぁ。熱が入りすぎちゃった。