ミソジノハカバ

脳内のガラクタ置き場。フィクションとノンフィクションが入り混じったカオスです。ゲームの話が多いですが、おもしろいと思ったことはなんでも書き留めます。

当方に迎撃(ユーロビート)の用意あり!~最恐のゲーム SIREN~

最近妻がめずらしくゲームをしている。

パラノマサイトFILE23本所七不思議

www.jp.square-enix.com

という物騒なホラーゲームらしい。

GTAをプレイしている私が物騒どうこう言う資格はない。)

 

www.rockstargames.com

※ゲーム界のキングオブ物騒。

 

 普段はどうぶつの森牧場物語やStardew Valleyなど、牧歌的なゲームしかしない彼女がなぜこんな物騒なゲームをプレイしているのか気になり尋ねてみると、

 曰く「夏だから幽霊を感じたい」らしい。

 なに? 幽霊って蝉みたいなもんなの?

 

 このゲームがリビングのテレビでプレイされているため、私がパソコンをいじっている背後で逼迫した音楽が流れたり、けたたましいSEが流れたり、果てには人まで死んでいるのだからたまったものではない。

 

 嫌なら見るなと言われるのだろうが、私は動くものを追いかける習性があるので、流れているテキストは無意識に読んでしまう。

いままさに、大変怖い思いをしながらタイピングをしている。

 

 何を隠そう、私は和製ホラーが大嫌いなのだ。

 

 お化け屋敷などもってのほかで、なぜ金銭を支払ってまで怖い思いをするのか理解不能である。

 肝試しに至ってはこの世で最も愚かな行為だと思っている。

 試すほどの立派な肝があるなら、深夜徘徊なぞせずに、その胆力で社会をよくしてほしいものである。

 暗所や大きな音が出る場所は、某ネズミの国のお城がギリギリ許容ライン。

 ホラー映画は劇場では見れない。あんな暗い場所で大きい音がでたら確実に漏らす。

 おっさんの失禁は笑い事では済まない。

 

 要約しよう。おっさん重度のビビリなのさ

 

 どのくらいビビリかというと、幽霊に遭遇しないよう自衛方を編み出すほどである。

 

 私はこの自衛メソッドを「霊式防衛術」と呼んでいる。

 

 本来なら108式まで術があるのだが、基礎的ないくつかみなさんに伝授したい。

 みなさん幽霊にお困りでしょう? ぜひ聞きたいでしょう? おっさんわかるから。

 遠慮しなくていい。遠慮しなくていいから。

さぁ。霊式防衛術に心をゆだねよ!



 皆さんもぜひ真似して欲しい。私は幽霊に遭遇したことはないので、効果は折り紙つきだ。なんなら心のとして、私を讃えてもらっても構わない。

 

 まず基本の構え。幽霊を否定するものがいるが、これは愚行である。

 否定も肯定もしない。このスタンス。

 これが霊式防衛術「水の構え」だ。構えだぞ。呼吸じゃない。

 

 概要を説明しよう。

 もし、仮に、幽霊が存在したとしてだ。

 「幽霊なんているわけないだろ!ハッハッハ!」

 と何もわからない人間風情が、自身の存在否定宣言をしたらどうだろう。

 幽霊さんサイドは気を悪くするはずである。自分が幽霊ならまず真っ先にそいつの枕元に立つ自信がある。

 厄介なことに彼らは不可視なため、この宣言が聞かれているかもしれない。

 一流のビビりはそういった細かいリスクにも対応していくべきなのだ。

 「水の構え」はこれを起こさないように

 

 「幽霊がいるか、いないか・・・ね」

 

 と遠くを見る。これが「水の構え」である。

 クルタ族の若者も言っているが、この手の答えのない質問は

 沈黙!!それが正しい答えなんだ

 

 幽霊さんサイドに配慮しつつ、流れる水のごとく明言を避ける。

 これこそが水の構えの神髄である。

 

 しかし、この水の構え、弱点があり、幽霊話を一方的に展開された際に全くの無力なのである。いちいち怪談の腰を折っていては、人付き合いもままならない。

 意図しない恐怖の濁流に飲み込まれ、他人の幽霊話が展開された際、最も警戒すべきは自分もそれに加担している敵であると思われることである。

 幽霊さんサイドの機嫌を損ねることはなにがあっても行ってはならない。

 ゆえに、彼らに害意がないことをいち早く伝達する必要がある。

 

 それを可能とするのが、霊式防衛術「全集中の構え」だ。

 くどいようだが、呼吸ではない。

 

 幽霊の話が始まると、表情筋に全集中し、笑顔を絶やさないようにして構えるのだ。こうすれば、偶然居合わせた幽霊さんサイドも思わずにっこりである。

 

 ちなみにこの防衛術。サークル合宿で怖い話大会に無理やり参加させられた際に実践したのだが、私が笑顔で怪談を聞き続けるため、幽霊に取り憑かれていたのではないかという騒ぎが起きた。

 

 このまま霊式防衛術の話をし続けても構わないのだが、無理やりゲーム話の本筋にもどしましょう。(導入)

 

 こんな私だが、設定や、舞台背景が好きで購入してしまったホラーゲームが一つだけある。

 

それが SIREN である。

blog.ja.playstation.com

※公式より引用。20周年イベントやってんですね。マジで偶然知った。

 羽生蛇村に呼ばれているのかもしれない。

 

 私は民俗学的なテーマが好きである。

ミステリでよくある見立て殺人とかが大好きで、

ドラマ「TRICK」、金田一少年の事件簿などは大好物。

 

 このサイレンというゲーム、羽生蛇村という閉鎖的な寒村が舞台であり、そこには赤い雨が降り続き、不気味なサイレンが鳴り響く。村はかつて村民であった人が屍となり徘徊しており、プレイヤーに襲いかかってくる。

 

 様々な目的や立場のキャラクターの視点を体験しながら、羽生蛇村に何が起こったのかを考察していくゲームなのだが、ストーリーは難解を極め、ゲーム内で収集するアーカイブをみて、やっとぼんやりと全容をつかめる程度。パズルを組み立てるようにして、ストーリーを理解しなくてはならない。

 その技法ゆえ、世界観の作り込みは超一級品であり、今でもYoutubeに考察動画が上がるほどカルト的な人気がある名作だ。

 

 このゲーム、本当に怖くて前に進めない。

 

 バイオハザードのように敵を倒しては進めず、キャラクターによっては攻撃手段すらない。押し入れに隠れたり、廃校の教室で息をひそめてやりすごしたりしなければならない。

 自分の思い出の片隅にある田舎の原風景の中で、目から血を流しながら鎌を振り回す老婆に追っかけられたりする。

 

 当時の私は、羽生蛇村伝承こそ知りたいが、どうしてもゲームが怖くて進むことができない。PS2を起動するときには「ッシャ!」と気合を入れてもやはり無理だった。

 

 そこで編み出したテクニックがある。

 そう・・・。このゲームには必勝法がある。

 これが前述した霊式防衛術最終奥義を編み出した瞬間でもあるのだが、

 

 ゲーム音声を消し、爆音でユーロビートを流すのだ。

 ※私はダンスダンスレボリューション元ガチ勢。

misojinohakaba.hatenablog.com

するとあら不思議。怖さを感じなくなる。

 

 諸君、貞子を想像してほしい。彼女が物々しくノイズの走るテレビから這い出てくるさまを想像してほしい。(画像検索しても構わない)

 できたらすかさずyoutubeユーロビートを流してみてくれ。

 貞子よりユーロビートに意識がいくはずだ。

 

 ユーロビートを聞くと、頭がダンスフロアで、公道最速理論で、ナイトオブファイアーになるだろう。

 

 これが霊式防衛術最終奥義「ヒノカミ神楽」だ。

・・・ヒノカミ神楽だ!

 

 このゲーム、とんでもなく難易度が高いため、何度も死ぬ。

 何度も同じステージを繰り返すはめになる。

 

 すんげえ怖いホラーゲームが、すんげえ怖いスーパーマリオと化していく瞬間がある。その隙間にユーロビートが流れ込むのだ。

 もう大概の怖さはどうでもよくなる。

 

 ユーロビートはすべてを解決する。

 

安定のいらすとや。著作権って怖いよね。
ちなみに画像の彼は必死さ、猿感が足りない。やり直し。

 

 ちなみにこのゲーム、怖い部分に慣れても、ゲームとして普通に難しすぎてクリアできなかった。(ユーロビートで解決できていないじゃあないか)

 ストーリーを理解するためのアーカイブ収集なぞ夢のまた夢。ただでさえ高難易度なのに収集要素が100個もあるのだ。どうかしてるぜ。

 邪道とは思いつつ、考察サイトのお世話になってしまった。

 

 怖くて、ゲーム部分が難しくて、ストーリーも難しい。まさに、人の心を切り付けるためにできたゲーム。未だ続編が切望されている。多分私は怖くてプレイできないが。

 丁寧に作り込まれた世界観、芯に迫る恐怖には本当に引き込まれた。

 やはり神は細部に宿る。

 

 そんなゲームですら、ユーロビートは凌駕してくるのだからすごい。

 

 ちなみに2では斎藤工氏、ピエール瀧氏が出演しています。

 みなさんもぜひ触れてみてはいかがだろうか。

 

サムネイル用即身仏。いらすとやってすごいけどどうかしてないか?