ミソジノハカバ

脳内のガラクタ置き場。フィクションとノンフィクションが入り混じったカオスです。ゲームの話が多いですが、おもしろいと思ったことはなんでも書き留めます。

少年の心を忘れてはいけない。

 僕は友達が少ない と宣伝していたわけであるが、こんな俺でも幾人かの友達はいる。もちろんろくでもない友達ばかりであり、まともな友達はいつの間にやら離れて行ってしまった。薄情者!!

 

 とにもかくにも少年の心は大切である。俺はもう三十路のわけであるが、いまだ12歳のままである。メダロットポケモンハイパーヨーヨーミニ四駆。隙あらば今でも骨をうずめる勢いではまる自信がある。

 

というわけでベイブレードをやってみた。

メンバーは俺のゲーム仲間。PS3が無双するなか、XBOX360を買うという確固たるゲーマー心を持ったいかれた3名である。(ブルードラゴンロストオデッセイの悪口言ったやつ前にでろ)以上である。これ以上の説明がいるのだろうか?ほしいのだろうか。不必要な情報は割愛するに限る。

 

30代が集まってベイブレードを買いに行く。これはカオスである。コミュ障の俺であるが、久々に店頭に電話をした。

 

 

「息子と遊びたいんだけど、ベイブレードのスタジアムってありますか?商品名とかよくわからなくて……」

 

 

当然息子などいないのである。

 

架空の息子のためなら! と店員さんも親身になってこたえてくれるのだが、おそらく同年代であろう店員さんから「超絶無双ベイスタジアム……」という単語を聞いた瞬間になぜだか切なさを感じ、警戒態勢に入ってしまう。

 

 

俺が聞いたのにね。キッズホビーの闇なのかな。

 

それでもやるからには勝ちたい。少しでもいいベイを手に入れたい。

幼少期と違うのは圧倒的知識の欠如。ベイブレード意識の低下である。

何が強いのか、何がいいのかすらわからない。

俺はレジへ向かう友人たちをしり目にこっそりと眼鏡の店員に耳打ちする。

 

「ぶっちゃけこんなかで一番強いのくれませんかね」

 

俺の眼鏡と店員の眼鏡が怪しく光る。

 

「それならばちょうぜつかくせいあきれすがおすすめです。けいたいが3つにへんかできこうげき、ぼうぎょ、すたみな3タイプにぶんきできるほか、シューターが……」

 

「ごめんなさいごめんなさい。このベイください。もう帰ります」

 

 

 

となり、俺はなんちゃらロンギヌス、友達はなんちゃらユニコーンとなんちゃらベヒーモスを買う。

 

酒を買い込み、友人宅でベイを組み立ててみるもここでイレギュラーが発生する。

 

 

 

 

 

なんちゃらベヒーモスが明らかに薄くて軽いのである。

 

 

 

 

 

 

「えっ?勝つ気あるのかな?」

 

という俺の心の声そのままに友人は連敗を重ね、酔ってふて寝してしまった。

前情報って大切だよな。

おそらくもう回されないであろうなんちゃらロンギヌスはPCデスクにかざってある。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのうち回る機会がくるといいね。